コンセプト

「休みましょう」

「休みましょう」‥そんな気持ちをコーヒーといっしよに。

「人生は『最適化』されない。」(Jenny Odell 2023.) ・・・コンピュータ、デジタル、そして“効率”や“最適化”に追われる日々。“映え”の評価と「答え合わせ・他人合わせ」で。結局、オフの時間も液晶とにらめっこ。…そんな時、休んでほしい。そんな気持ちを込めたコーヒーです。今まで出会った方、これから出会う方への感謝の気持ちも込めて。私がコーヒーと共にできる「休む」「何もしない」あるいは「一旦止まる」のお手伝いは、香り・フレーバーとそれに費やすちょっとした時間です。

おやすみ前にも飲めるカフェインレス(デカフェ)コーヒー。そこに日本酒(純米吟醸酒・麹)香りをまとわせたコーヒーをつくりました。ノン・アルコール。

コーヒーの香りには、「癒し」と「集中力」の二つの効果(α波とP300という脳波を高める効果)があることが科学的に証明されています。(杏林大學 古賀 良彦 教授(※1))
さらに、日本酒の香りに含まれるカプロル酸エチル等に心身をリラックスさせる効果があることもわかっています。(筑波大学 矢田 幸博 教授(※2))

コーヒーの香りと日本酒の香りのハーモニーは、よりリラックスする手助けをしてくれます。…目を閉じてゆっくり息を吸い、香りを嗅ぐことで、それが、心と脳を癒してくれます。「いつもと少しだけ違う香りに出会うことで、脳がリフレッシュできる」という方や「麹の香は、日本人の内にある原初体験とも結びついて自分自身に還ることができる」という方もいらっしゃいますよね。
また、身体科学の立場から、「ゆっくりと香りを嗅ぐ」という動作は、気道を開きたくさんの酸素を鼻から脳へ送るという働きもあるそうですです。

「カフェイン」と「アルコール」を含んでいない休むためのコーヒー。必要なのは豊かな香り。デカフェ(カフェインレス)は、就寝前でも飲めます。ほんのり純米酒の香りと優しいオーガニックコーヒー。「休み方」にもコーヒーにも、もはや蘊蓄やセオリーはいらない。‥結局「自分は自分」ってことに気づくと思います。

(麹香(吟醸酒香)のコーヒーには、カフェインありとデカフェ (カフェインレス)の二種があります。注文時にお確かめください。)

「いっしょに」

一人がよい時もあるけど、独りぼっちじゃない。
例えば、味噌汁を飲む時「これは、田舎の〇〇おばあちゃんの作ったみそ汁」と聞いて味わうと風味が変わる気がしませんか?

「どこで作られた」「誰がどんなふうに作った」それを知った時、味わいが変わる。そんなつながりは、”いっしょ”という「安心」なのかもしれません。「いっしょ」とはもの・ことの向こうに「誰か」や「何か」を感じてその支えを受け取ることだと言われます。“誰かとつながって”いるという気持ちも添えると「おやすみ」も少し穏やかで豊かになります。豊かな香りのフェアトレード/オーガニックなコーヒー豆は安心の素材。「コーヒー生産地はSDG’s先進地域」と言われるように、コーヒーは、地球の現状を“生活”目線で身近に体感できる数少ない素材です。生産地や環境や生産者等、コーヒーの育った「土壌」についてもお知らせします。

美味しいコーヒーで「どこかの誰かと繋がっている」「いっしょに」を感じながら休んでみるのも素敵だと思っています。

フェアトレードの生豆・・「フェアトレードって値段が高い?」・・フェアトレードとは、「生産者が人間らしく暮らし、より良い暮らしを目指すため、正当な値段で作られたものを売り買いすること」です。「無農薬栽培など地球環境にやさしい農法で生産コストが高いこと、商品代金に加えて途上国発展に向けた補助金を支払っていること」などから値段が割高になることがあります。「NAYA de ROASTARY(焙煎/納屋)」は、フェアトレードのコーヒー豆をなるべく安価で提供。むしろ場合によっては、「フェアトレードではない商品」より安い。薄利少売です。でも、その方が、丁寧に仕事ができるってもんです。それも〝さすてぃなぶる〟な〝でべろっぷめんと〟かと。

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